維持会員 合場さま

サポートハウスじょむの活動を支えている維持会員の数は、現在約100名。設立当初から維持会員としてじょむを支え続けている、合場敬子様にお話を伺いました。

維持会員から見たじょむとは?

維持会員の紹介

どんなお仕事をされているのですか?

ジェンダー論が専門で、97年から大学で教えています。昔は問題意識の高い学生が多かったのですが、最近は結構気軽に「よく聞く言葉だから」という感じで入ってくることが多いですね。

団体趣旨に共感したのでじょむをサポートするようになりました。じょむの維持団体である女性ユニオン東京への関わりも自分の研究の繋がりがもとになっています。

なぜじょむの維持会員なのですか?

じょむの設立当時、私は女性ユニオン東京の通信会員で、ニュースレターを受け取っていました。当時、伊藤みどりさん(現じょむ副代表理事)は女性ユニオン東京の執行委員だったのですが、女性ユニオン東京の会員にもじょむ設立のお知らせが届いたんです。それでじょむを知って維持会員になりました。なので、じょむ設立当時から維持会員です。

維持会員といってもニュースレターに目を通すくらいだったのですが、最近、「維持会員の集い」という集まりに参加してみたんです。とてもいいと思いました。

維持会員の集いでは20代が数人、残りは中高年、男性は1名だけでした。じょむがもっと幅広く認知されればいいと思います。

じょむの講座を受けたことがありますか?

私自身が研究者なので、講座を受けようと思ったことはないです。講座が必要な人に勧める役割をしたいと思っています。

現在どのような研究をされているのですか?

スポーツや自己防衛プログラムなどの身体的活動によって、女性がもっと自分に自信を持ったり、人生を切り開いていく力をつけられるのではないか、という研究を行っています。

その身体活動の一つに、WENDOなどの自己防衛プログラムがあると考えています。WENDOでは、DVの被害者が短時間で受講できるように設計されています。なぜなら、DVの加害者は相手をコントロールしようとします。だから、女性がもし何らかのトレーニングを受けようと思っても、短い時間しか外に出られないことが想定されるのです。DVの被害者でも「ちょっと外出する」と抜け出して、3時間で習得できるようにWENDOは組み立てられています。

そこで、自己防衛プログラムをじょむさんの講座の中でもやっては?という提案をメールで送ったことがあるんです。その後、運営委員会で検討してもらいましたが、「とても意義があるがスペースがないので、そういうものがあれば紹介する」という形になり、現在、じょむの施設内にチラシを置いたりして紹介してもらっています。

他に私が関わっている団体としては、WWN(Working Women’s Network)があります。こちらは日本の労働問題の実情を、国連などの国際的機関に発信しています。近年国連は、政府からのレポートを聞く前に各国のNGOの意見を聞いて各国の状況を知るようにしています。そういうところにWWNが参加しています。

「働く女性の全国センター(ACW2)」にも所属しています。ここは年会費1000円で、女性が労働に関する様々な問題を相談することができ、適切な組織を紹介してもらえたりします。

ジェンダーに関するいいモデルケースになる国はありますか?

完全に平等が実現できている国はないと思いますが、女性が子育てと就業を継続するための環境が整っている国としては、スウェーデンやオランダなどがあると思います。

スウェーデンでは男女ともフルタイムで働き続けることが前提となっており、育児休業が長期に取れ、その休業中の所得保障も手厚くなっています。

一方、オランダは、女性に限らず男性もパートタイムなどの働き方を選択でき、男女ともに有償労働の時間を短くし、その時間を男女が子育てに使うことを指向しています。